加藤 明英（かとう　あきひで）は、近江水口藩の第2代藩主。下野壬生藩の初代藩主。
1652年7月29日、水口藩の初代藩主・明友の子として生まれます。1665年11月7日、第4代将軍・徳川家綱と拝謁します。1684年、家督を継ぎ、翌年12月28日に叙任します。水口藩では善政を敷いていたと言われています。1689年8月に奏者番と寺社奉行を兼任という形で任じられ、5000石を加増されて2万5000石の大名となます。1690年10月21日には若年寄となり、1695年には下野壬生に移封されました。
ところが、文武両道の名君だったはずの明英は、壬生において年貢増徴を特に厳しくし、悪政を敷いてしでした。このため、「七色の掛物」と称された百姓一揆が発生してしまうという有様となってしまう。1711年12月12日、若年寄を辞任し、翌年1月2日に死去しました。弟で養子の明治は1711年12月2日に早世したため、甥の加藤嘉矩が後を継いだ。享年61。
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