堀野 正雄（ほりの まさお、1907年 - 2000年）は、写真家で新興写真の主要な担い手の一人。
東京都 東京生まれ。東京高等工業（現東京工業大学）応用化学科卒業。
写真雑誌『フォトタイムス』（フォトタイムス社・1924年創刊）の編集主幹である木村専一が1930年に結成した新興写真研究会の重要なメンバーの一人でもでした。
1932年刊行の写真集『カメラ・眼×鉄・構成』（木星社書院・刊）は、機械美学、「合目的的構成美」を提唱した美術評論家（写真評論家）である板垣鷹穂との実質的な共同作品ともいうべきものであるが、機械美を追求・表現した作品集として、ジェルメーヌ・クルルの写真集『メタル』（1927年）と比肩するような、画期的な成果であます。これは、戦前の日本で刊行された写真集全体を見ても、代表的な写真集と評価できます。
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